今年も大注目のSTABイベント「Stab In The Dark」が先日公開されました。
Stab In The Darkとは、選ばれたシェイパー(12名程度)へ、とあるプロライダーの身長と体重だけを伝えてサーフボードを作ってもらうもの。シェイパーはそのプロライダーは誰かは分かりません。分かるのは体型のみです。そしてプロライダーへも用意されたそれぞれのサーフボードを誰がシェイプしたかは全く分からないようにします。ボードサイズも伏せられます。テールやロッカー、レールなどシェイパーが自由に決められます。トライフィンのみです。ブランクを使うことが条件です。マシーンカットしてもハンドでもどちらでも良いです。提供するのは1本のみで壊れたらそこで終わりです。シェイパーは無償でこの企画にボードを出します。これらがルールです。
どのサーフボードが一番調子が良いのでしょうか。いたってシンプル。
STABがこの企画を始めたのが2015年、今年で3回目です。世界中のサーフィン業界の人々が毎回とても楽しみにしている企画ですよ〜。
これまでの結果を見てみましょう
第一回目2015年
第一回目はライダーはジュリアンウィルソンでした。
ジュリアンが選んだ結果です。調子の良い順です。
- DHD
- CHILLI
- MEYHEM
- JS
- PANDA
- SHARP EYE
- CHANNEL ISLANDS
- DAHLBERG
- SIMON ANDERSON
- ROBO
- STAMPS
- PYZEL(到着しなかったような)
第二回目2016年
第二回目のライダーは僕の大好きなサーファーデーンレイノルズでした。
舞台は南アフリカです。
デーンが全て乗って4人のシェイパーが選ばれ再テストです。
選ばれた4人は、JS、MEYHEM、HEYDEN COX、PYZELです。
その他はここで敗退。順位は無しです。敗退したシェイパーは順不同で、
- STRETCH
- COLE SIMLER
- CHILLI
- ERIC ARAKAWA
- MAURICE COLE
- TIMMY PATEERSON
- DHD
- CHANNEL ISLANDS
- RUSTY
そしてデーンが選んだ結果です。
- PYZEL
でした。他、3シェイパーは同率2位。
- JS
- MEYHEM
- HEYDEN
PYAZELのボードを触ったときから乗った後まで完全にTIMMY PATEERSONだと思っていたデーンレイノルズでした。PYZELと知って信じられない!と言ってました。
いよいよ今年 2017 ジョーディ
今年は全部同じフィン使用でとなってました。
舞台はメンタワイです。
またまた4つに絞られて。
結果発表!ジョーディが選ぶ調子良い順は、
- PYZEL
- JS
- GRAHAM SMITH
- BRADLEY
でした。その他は順不同です。
- MEYHEM
- RUSTY
- DHD
- STACEY
- HADEN COX
- CHILLI
- JOHNNY CABIANCA
- SIMON ANDERSON
なんとまたまたPYZELでした〜。本人は完全にDHDだと思ってたボードで、PYZELと知ってかなりびっくりしてましたね。
JSは分かってたみたいです。自分のお父さんのシェイプは全く分からなかったみたい。おもしろいです。
デーンには4人に選ばれたが、今回ジョーディに全然ダメって言われてるシェイパーもあるし、1位は同じPAYZELだし。考察のしどころがたくさんありすぎます。
それぞれの感想を聞いていると明らかにサーフボードの違いが出ていることが分かります。
ポイントブレイクに良さそうとかビーチブレイクに良さそうとか、ルースなボードとかドライブするボードとか、色々な意見が出てきました。
それから乗り手によってもフィーリングは違うのも確かですね。
乗っているサーフポイントによっても違うでしょうね。デーンは良いコンディションは少なかったです。
ライダーとしてそのシェイパーのボードをたくさん乗ったプロサーファーが予想を外すこともあるというのも含めて、サーフボードの奥深さがあります。
選ばれて嬉しいシェイパーもいれば、明らかに調子悪い!と言われて凹むシェイパーもいるだろうけども。
今年はまたパイゼル!?と湧きました。
あと、3人の話聞くとJSはやっぱり良いボードみたいです。
これは楽しい企画。3回続くのかをジョンジョンでやったら楽しいだろうね。デーンもジョーディも他のブランドだと信じたPYZELをジョンジョンは何と言うのか。
またはサーフボード相当うるさいケリーがやっても結果は相当楽しみです。ブランク使用なのでFIREWIREは無いですが。
参考