続きましてのお引渡しは〜。ACSODの中で、日本とオーストラリアのトータル2019年一番売れたモデル、GHOSTです。
ACSOD GHOST 5’10” 18 3/4″ 2 1/4″ 25.5L
今回のご相談のキーポイントは長さとボリューム感でした。
オーダーのご相談のとき「感覚として長さがあった方が良さそうな気がする」とおっしゃっていました。
これはすごく大事です。長さがあるとパドルが早い、ドライブが効く、取り回しが遅くなる、回転性がなくなる、などよく言われることですが、そんなことは考えなくても良いです。一番大事なのは、長いのと短いの乗ってみて自分に合う方!を選択することだと思います。
そしてボリューム感です。こちらもとても重要ですね。今回は、リッター値のボリューム感とレールのボリューム感と2つの指標がありました。リッター値がいくつ、その上でレールがどれくらい?は確かにオーダーするとき難しいですよね。リッター値は全体的な浮力でテイクオフにも操作性に影響を与えます。一方レールボリュームは乗り心地に大きく影響を与えるのかもしれません。どれくらい踏んだら踏み過ぎなのかはたまた弱いのか、自分の踏み込みの力や癖があって、それにぴったりのボードバランスとレールボリュームがあるのだと思います。いざこれを追求するとなれば何本も何本もオーダーして乗らないといけないのですがそれは現実的に難しいです。こちらもズバリ!自分の直感は大事です!と言いたいです。全部乗って試すわけにはいかないので。そして今回のご相談者様は、レールボリュームありすぎるのはもしかしたら邪魔かなとおっしゃっていました。同じ25L代でもレールボリュームあるモデルとないモデルともちろんありますよね。今回はその微妙なラインを狙いました。オーダー者様の好みのボリューム感です。
モデルにはモデル標準バランスがあります。その場合のこのサイズだとこのくらいのリッター値というのがあります。ですので、このくらいのリッター値になるようにこれくらいのサイズでと攻めれば調整されるのはレールのボリューム感です。モデル標準のレールのボリューム感が分かっていてシェイパーがどうやって調整するかを分かっている場合は、細かいところを狙うために有効な手段だと思います。
こちらのボードをお引渡しして、「狙っていたレールのボリューム感です」と言っていただいたのでまずは一安心。あとは乗ってみてどうか。また見識深まるはずです。こうやって自分好みのサーフボードを探していくというのは素敵な過程ですね。
この度はオーダーいただきまして誠にありがとうございました。
参考