2013年のニューモデルT.G.Bの詳細です。
最近のオルタナティブ系の流れより注目されています、昔のミニシモンズ系の一種ですが、ツインフィンでテールエンドではなくて、クワッドです。
昔のミニシモンズが乗れないのは、ロッカーが無いからです。
極端に短くしてテールエンドにツインフィンつけてというデザインですと、どうしてもロッカーを全くなくして、浮力をおもいっきり出して、言わばただの固まりにするしかありませんでした。
アレックスはそのミニシモンズの難しい点を無くし、誰でも乗れるように極端に短いボードをデザインしました。
まずはロッカーです。
やはりロッカーつけないと、現代サーフィンができません。他のミニシモンズ系よりロッカーが強めです。
以下の画像は、5’5″ 20″ 2 1/4″(29L)です。
極端に短くするのに、ロッカー作っていいのか!ということになりますが、テールエリアのデッキのフラットがそれを解消します。
テールエリアのデッキのフラットは、ターンの最後ギリギリまで波からの反発をもらい続けます。
ロッカーの無いボードのように、加速力は落ちません。
そしてトップでマニューバーをしかけるときには、ロッカーが効いてくれて、現代サーフィンができるというわけです。
このフラットデッキは安定感がありますので、容易にパドルして波をキャッチできるという利点も出ます。
そしてボトムコンケーブのテールエンドは強めのVEEです。
それだけでは無く、ダブルで抜けているのが分かりますでしょうか。トップアクションでテールをスライドさせるだけではなくて、ボトムでパワーをためることができます。
今までの極端に短いボードは、トップでクルッと回すのが容易でしたが、ボトムでもテールがスライドしてしまいパワーをためることはできませんでした。
フィンもクワッドなのでツインのテールエンドと違って、少し前に付けられます♪
これでスケートボードのように動かせます。
オールドスクールのトランジッションが難しいとはもう言わせない、若手シェイパーならではの近代的なミニボード、ぜひ試してみてください。
デザインはティントの2色オプションで、夏っぽく仕上げてみたいですね。