ここ3ヶ月悩みに悩んで、悩み抜いて、悩みぬいたフィンの高さの馬鹿野郎。
ロングボードThe Obsessedモデル(クラシック)のフィンがグラスオン。
クラシックボードでピボットフィンがグラスオンになっていることがどれくらいクラシックかって言ったら、そりゃもう相当クラシックさ。
これは歪か。って言われればこの絵ほどではないんだけど、これを空輸するとなれば話は別さ。相当歪。
もし空輸するとなれば、
いつも使用する2枚ロングが入る段ボールでは高さが足りず、このボード用に段ボールを特注製造。段ボール代金51ドル。
運送保険適用外。
Door to doorの直送のみ。
運賃は体積、故に超高額。ロング3枚分くらいの送料。
ということで、色々な角度から対空輸論が展開された。
しかしだ、原点に返ると、クラシックロングボードのフィンがグラスオンであることの意味は、そいつがクラシックロングボードであるということ。
これは大事だろ。
諦めきれずに、10月4日、井出氏に静岡で行われたシングルフィンコンテストに潜入を依頼。
各ロングボードブランドの出展ブースの隠し撮りに成功。さすが井出氏。コメント付きで。感謝。
そして、僕は満を持して、ラインでこう尋ねた。
「出場者や出展ブースにあるロングボードのオンフィンの割合を教えて下さい。」
井出氏からの返事はこうだ。
「オンフィンはほとんどみられませんね〜(^-^;」
心の奥で欲した情報。
もう一度。
「オンフィンはほとんどみられませんね〜(^-^;」
シングルフィンコンテストと言えば、日本のクラシック界の頂点を独占するためのアイコン。
そのシングルフィンコンテストで、オンフィンは見られない。
グラスオンのクラシックロングボードは必要ではない。
ボックスにすることは、フィン選択の自由を与え、また移動性も高い。
楽になれよ。
が、しかし、
おい、原点。
クラシックロングボードがクラシックな部分を無しにして、クラシックロングボードとして生意気な顔するのかよ。
井出氏のラインから2ヶ月が経った昨日。
僕は、目をつぶりながら、クラシックを諦めることを決めた。
ボックスでお願いします。とyoshiro氏に伝えたとき、期待していた3ヶ月の苦しみからの開放は無かった。
無念。
全ての条件を知った上で、
「クラシックロングボードをグラスオンでください。」
というお客様が現れたとき、僕はもう一度、項垂れるだろう。完全な敗北。
でも絶対諦めない。
フィンの高さは志の高さ。
いつの日か、クラシックロングボードをクラシックロングボードとして脇に抱える馬鹿野郎になる。
この2ヶ月後はこちらの記事で。