本日のハンナ図書館のコーナーは、
上妻世海著「制作へ」です。
これは完全ネタバレ。
現在の僕の思考はここに頼っています。
僕は芸術家であるということと、サーフボードがアートだってこと。
2つは本当に薄々。薄々気づいていました。
前者は別に言うことじゃないけどこの本を取った理由。大事なのは後者です。
サーフボードとは見て触ってアートですし、乗ってもアート。
これをこの本では、私でなくはない。と表現してくれました。
シェイパーというアーティストらが歩んできたものからできあがったサーフボードというアートを、キュレーターである僕が乗り手のドラマと繋げてあげられたら、きっと乗り手はサーフィンを虚構ではなく一時の自己満ではなく現実として付き合うことができそうだと思いました。そして享楽の連続が現実と繋がるっていうのは、サーフィンの価値としては僕の考えるところ最強です。
今を生きている少しの人以外は、しなければいけないことが終わったあとの自由な時間というのは、裏を返せば、何かをして過ごさなくてはならない時間です。
サーフィンは現実である。ですのでサーフィンは他の娯楽と違って、何かをして過ごさなくてはならない時間の中には入らないものの1つと言えます。
僕がサーフボードにこだわっている理由、もっともっとサーフボードを紹介したい理由はここに行き着くのだと思います。
すごい本に出会いました。