千葉でどんなボードが使われたのだろう。日本らしい小波でもとても興味のあることだし、もちろんクローズアウトの波でも気になるところ。
金メダリストのイタロとカリッサ。イタロはティミーパターソン、カリッサはメイヘム。なんかすごい。2人ともWSLでチャンピオンになってるし、2ブランドとも世界的に実力派の超有名なシェイパーだ。
イタロのボード
- イタロが日本の小波用に持ち込んだのが、5’6″ 13/16″ 2 1/4″ 26.23L
- 決勝で折ったボードが、5’8″ 18 3/4″ 2 1/4″ 26.36L
- その後乗っていた黒いボードが、5’9″ 18 1/2″ 2 1/4″ 26.0L 特殊テクノロジー
彼は168cm, 68kg。とても気持ち良いボードバランスとサイズ。こういう持ち方。特別ビッグウェーブでなければ、我々も最初の2本と同じように。幅はほとんど変えない。長さだけ変えて。リッター数は上級者はこんな感じであまり変えなくてオッケー。中級者は長い方を浮力プラスして持つと良いと思う。
カリッサのボード
- カリッサが日本の小波用に持ち込んだのが、5’8″ 19 1/8″ 2 1/2″ 27.5L EPS
- 波が大きくなってからは、5’10” 18 1/2″ 2 3/8″
彼女は170cm, 70kg。普段の小波パフォーマンスは26Lみたい。ということは日本の小波に相当な小波意識があったってこと。日本の小波は普通の小波じゃねぇぞ。みたいな。EPSなのに普段よりも1.5Lも大きくしてきた。これはメイヘムの意図もあったみたいで、軽いリッピングの勝負はしたくなかったと。ヘビーなビッグアクションを小波でも。小波はボードを大きくしてビッグアクション、かっこいい考え方。金メダルしか見てない!そして、オールラウンダーの普段のボードは5’9″のようなので波が大きくなってからは1インチアップ。さすが。たった1インチアップでクローズアウト行くのか。
まとめ
皆様はこれらのサイズから何が見えますか?あなたなら、波によって、ボードサイズやリッター数どれくらい変えますか?プロサーファーが波によってボードを変えているのに我々中級者が1本のボードで全部行くなんて無理な話かもしれません。良い波も小波も行くとしたらその1本を相当うまく乗りこなさないといけないわけです。
日本の波で世界のトップサーファーやトップシェイパーが何を考えるのか。今回クローズしたので両方見れてラッキーだったかもしれません。