気になるサーフボードブランドのパンフレットやweb上に載っている情報ってすごく気になりませんか?
モデル情報を何度も何度も見ていませんか?
僕は見まくります。だってどうしても気になります。
さておき、
webが情報の源では無かった頃、オーダーするモデルやサイズの決定までの時間は短かったように思います。
ショップの人がこう言ったから、とか簡単に決めてましたよね。
最近は決定までが長くなり、半年くらいじっくり考えてからオーダーするという人も珍しくありません。
これはおそらくwebを中心にたくさんの情報があるためだと思います。
色々な情報を何度も見て、多角的にこれは本当に自分に合っているのか?を探ります。
とても良いことだと思います!
僕もサーフボードモデルのwebページを制作するときはなるべく分かりやすいように特徴を伝えやすいようにを心がけています。
しかしですよ。
1つ知っていた方が良いことは、シェイパーやライダーやサーフボードに携わる人間達で、web上の情報をじっくり見て何かを決めるということはないということです。
皆が皆、見て触って決めるんですよ。
僕がこれに気付いたのはオーストラリアにいた頃、たくさんのシェイパーと会う機会が多かったので、その動向を気にして見るようになったときです。
シェイパー達は、自分のサーフボードの方向性、今キテるサーフボード、ライダー用のサーフボードなどなどの情報を知りたいときどうしているか。
たくさん見て、たくさん触ります。
手元に無ければ見に行きます。その執着心は感心したものです。
それはそれはたくさん触ります。
そして何かを感じ取っている顔をしています。
大事なのは生でサーフボードを見て、触りまくるということだと気付きました。
当時は、これだ!
と思いましたね。
僕達のようにサーフボードにさほど精通していない人間には、もう1つ必要なものがあります。
対象物です。
『見比べる』ということです。
これに気付き、僕が用意したのは、こちらです。
『空間』です。
自分に必要なサーフボードを選び出すために必要なのはこの空間です。
これがあれば、皆が『見て、触って、見比べる』ことができると思いました。
狭いお店に空間を作るのが難しかったですが、最重要項目としてこの空間を大事にしています。
自分に合うサーフボード探しをしている人が『見て、触って、見比べる』ことで、答えを導き出す空間です。
不思議なもので、すごく悩んでいた方が『見て、触って、見比べる』と、すっと納得した顔で決定するものです。
物理的なアウトライン、レールボリューム、ロッカー、ボトム、などで決定するとは別に、説明できない何かをつかまえる人もいます!
ボードのオーラですかね〜。これはまぁ置いといて。
このボード調子良さそうという漠然とした何かを皆感じているようです。
ぜひ皆様サーフボードご購入前には『見て、触って、見比べる』を実践してみてください。
サーフボードをゲットした後に、そのボードを所持している自分の満足度は大きく違うはずです。
それがサーファーではないでしょうか。
かっこいいサーファーは皆サーフボードを選ぶ時にやっています。
自分が自分に合うサーフボードを決めるのですから、よく触ってください。