MHのチッパのインタビューにあったように、チッパは短くして乗るのが好きということだが、サイズバランスを見ると、それは小波用ボードみたいに幅広いボード、とは違う。
チッパのサイズが、5’6″ 18 1/2″ 2 3/16″
小波用ボードのように丸いボードでは無くて、スタンダードボードのサイズバランスで短くするというもの。
また、TAKEDAのニューモデルも、5’7″。商品詳細
こちらも、5’7″ で18 1/2″と小波用ボードのバランスではない。
短くしてもオールラウンドにハイパフォーマンスに。というのが今各ブランドから出ているニューモデルの開発コンセプトで、ハイブリッドタイプ。
特徴はなんといってもストレートライン。
短くするデメリットは、ドライブ、加速が効かなくなることだが、レールの長さがあれば、その問題は無い。
普通のパフォーマンスボードを短くして作ると、レールが短すぎる。
なんてことはない、ただの小さいボードになってしまう。
今の新しいタイプのハイブリッドボードは短くしてもレールはしっかり長い。
チッパは急激にテールを絞るというコメントを残したが、それはなるべくレールの長さを残しているから。
だからしっかりドライブして加速する。
で、僕達がそのようなボードを作るときに大事なのは、モデルがそれ用でなければならないということ。
シェイパーがしっかりハイブリッドボード、としてモデル化しているものを選んで欲しい。
今まであるモデルを短くするのは、ただ小さいボードを作ったということなので注意。
それでも興味が勝って無理やりやるならば、厚みは足すべき。
新しいコンセプトのモデルは、イメージと違ってできてしまうことがあり得るので、オーダーの際はよくショップの人と相談しよう。
今回レールについて言及したが、実際は、ロッカーだってボトムだってテールだってレールのボリュームだって、それぞれがハイブリッドがハイブリッドである所以。
知っておくだけでもボード選びの失敗は少なくなるのではないかと思う。