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サーフボード製造国について【海外製造】

前回はサーフボードは国内製造に舵を切るべきというお話でした。一昔前は全てのサーフボードは生産国において仕上げられた状態で日本に輸入されていました。しかし機械で数値を合わせてシェイプできる時代となりましたので、今では海外ブランドの多くが日本で製造することを選択しています。

ところがその流れに対抗するかのように、コスト面で大きな欠点を抱えてもなお海外製造で行くべきブランドがあるかもしれません。それは、

技術的にその人しかできない場合(シェイプ、ラミネート、デザイン)です。

シェイプについて

例えばハンドシェイプのシェイパーだとしたら。そもそも数値が無いです。(※ただ私はハンドシェイプ懐疑派です。こちらのブログで書きました。)ハンドシェイプのみならずアート性の高いシェイパーにとって、一般的ではないシェイプをすればするほど、シャドウに伝わりづらくなります。例えばシャドウシェイパーは、テールの落とし方は、こうやるタイプ?あぁやるタイプ?それともこっちのタイプ?と本家のシェイパーのやり方を聞きます。タイプ別で分けられるようですとコピーは難しくありません。逆にタイプに分けられないシェイパーのサーフボードブランドは外に出すのが難しくなりそうです。ACSODもどちらかと言えば難しいタイプです。オリジナリティを追求するタイプは簡単ではありません。

グラッシングやサンディングについて

技術面が大きく影響するラミネート作業。そのブランドの品質そのものと言えます。グラッシングとサンディングでサーフボードの調子良い悪いが決まるとも言われますので、ここはこだわりがあって当然です。思いの強いシェイパーであれば、自身で管理されたグラス工場で巻くしかありません。今回の問題はまさにここです。買い手からしますと、金額が高くなってもシェイパーの元でラミネートしてほしいという考えと、値段重視なので安い国で巻いてほしいという考えと。例えば国ごとに金額を変えることもあります。日本製造ならいくら、中国製造ならいくら、タイなら、ベトナムならなど。TAKEDA CUSTOMSの場合はYOSHIRO本人がグラッシングもサンディングもやります。彼のサーフボードを他の国で作るのは論外。あのクオリティが欲しいのです。こういうケースは金額うんぬんよりは海外製造一択です。

デザインについて

スプレーデザイン、ティントデザインなどなど。ここはアート性の問題。誰がやるかで決まります。こちらもTAKEDA CUSTOMSの例になりますが、他の人がデザインするならばTAKEDAのボードの価値は相当下がります。なぜなら他人にあのデザインはできないからです。このような場合サーフボードの価格が高くても海外製造一択です。

以上、どうしてもシェイパーの元で完成してから発送してほしい例でした。私の個人的な意見では、日本はアジアの山奥で作るよりも相当レベルは高いと見ています。基本的には日本製造。特殊なアート性の高いサーフボードは海外でと思っています。(2024年2月現在)

皆様はサーフボードの製造国気にしますか?どのようなサーフボードを選びますか?

参考

サーフボードの製造国について【国内製造】

Hiro

HiroHANNAH FIRM

テイクオフするのに2年かかり5年でアップスできるかどうか。一人ぼっちで海に通いローカルに怒れてばかりの辛いビギナー時代。同じ思いをしてほしくないとサーフショップをスタート。幸せなサーフィン環境を創ることがミッション。

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