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Stab in the Dark ジャック・ロビンソン

今年も来ました〜。第一回から、ジュリアン・ウィルソン、デーン・レイノルズ、ジョーディ・スミス、ミック・ファニングと来て。今年は第5回ジャック・ロビンソン。

前回から有料コンテンツになってしまいましたので、サーフボード考察のみにして、ネタバレ的なのはやめておきます。気になる方はぜひ見てみてくださいませ。

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各シェイパーには180cm 81kgのサーファーで舞台はノースショアと伝えて、自分のベストなサーフボードを1本シェイプし提供してもらうというルール。グラスも同一工場で行われシェイプのみが判断材料となっています。ジャック・ロビンソンはどれが誰のボードかは分かりません。ただ13名の参加シェイパーの名前は教えられました。

ジャックが一番調子良いボードを選ぶという企画ですが、これは見ていて私の感覚ですが忖度なしだと思われます。なのでとても楽しいです。毎回即答で落とされる有名シェイパーとか。無名だが頻繁にファイナル行ってしまう人とか。私もサーフボードを携わっている人間として毎度目が離せません。

さて、今回も前回と同様にあまりサイズに差が出ないのです。どのシェイパーも同じようなサイズを出してきました。13人中12人が5’11″と同じ長さ。Tokoroだけ6’0″。そしてリッター数もまた全然ブレは無く、みんな29.5Lくらいでした。29.25〜29.9Lで平均29.57Lでした。もう僕レベルですと、これだけで考察はお腹いっぱいです。180cm 81kgのプロサーファーがサーフボード探してたら、5’11” 29.6L を渡しとけば間違いないということで。サイズについてのみですが、それくらい各シェイパーが同じことを考えるということです。

とは言えもう1つ踏み込みますか。

同じようなサイズのボードが13本並びまして、最初にジャックが1本ずつ見て触って感触を確かめていきます。そしてどのボードが誰のシェイプかを当てていきます。ほとんど同じサイズの同じ浮力のサーフボードが並んでいてですよ。ジャックは13本中7本を当てました。パないっす。僕はメーカーには工場のグラスの差が大きいと思っていますが、今回グラスは全部同じなので本当にシェイプだけで判断しています。半分以上当たりました。それくらいサーフボードってサイズは同じでもシェイプに個性が出るということです。

もう1つ踏み込むと。

実際にテストで乗りまして、上がってきて、これJSだと思っていたけど乗ってみたらDHDだったわ、みたいなこと言いました。それがその通りDHDなのです。(すぐ落とされたけど。そこが忖度ねぇなと思います。)なんと。触って半分以上当てて、乗ってもさらに精度を上げてくるのですね。

ここまで来たらシェイパーという生業なんぞと。やり甲斐というか。昨今では安いアジアの山奥で作られたサーフボードが出回り、全然良いですよ〜。っておっしゃっている方もいますが。僕はジャックにしゃんとせぃと言われた気分がしました。サーフボードビルダーはアーティストです。すみませんでしたっ!!

ファイナルに残った4本のサーフボードを再テストしまして、僕レベルから画面越しに見ても、見るからに調子良さそうなボードが優勝しました。

僕は80KGで30.5L。ジャックで29.5Lなんだからもうちょっと出してもいいな。(独り言)

あぁあと一個付け足し。ジャックはどちらかと言えばオールドスクールのターン派。エアーのクルクル系のサーファーをサポートしているシェイパーのボードはどうも合わないみたいでした。そのサーファーのスタイルによって調子良いサーフボードは変わる。当然と言えば当然ですが。今度はクルクル系のサーファーが乗ります、と一言付け加えたらシェイパーはクルクル系のボードをシェイプしてくるのだろうか、と考えたりしました。

さて。

Q:あなたにとってハイパフォーマンスボードとは?

ジャック:F1カーと同じ。最高速でコーナーを曲がれるサーフボード。

Stab in the Dark エピソード1

きたー。だよな、だよな、だよな。かっこいい。

参考

その他のStab in the Dark の解説ブログ

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HiroHANNAH FIRM

テイクオフするのに2年かかり5年でアップスできるかどうか。一人ぼっちで海に通いローカルに怒れてばかりの辛いビギナー時代。同じ思いをしてほしくないとサーフショップをスタート。幸せなサーフィン環境を創ることがミッション。

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