本日ローンチ、メルボルンのWave Garden。
まずパーコなど、プロたちのセッション。その様子はURBN SURFのページから
海に行かなくても良い波がいつでも乗れるという。ライトもレフトもリップもチューブも。ビギナー向けの波も作れるし、照明完備で夜もできる。
日本にも欲しい。
でも今回は、これがサーフィンの終焉の第一歩になる可能性を探る。
僕は、人工知能はサーフィンしないので、サーフィンはずっと続くものであり、自然を相手にした一番贅沢な遊びであり、この世界に身を置くことを決心したのだが。
それにちょっと待ったがかかった。
そう、海に行かなくても自然を相手にしなくても波乗りができるようになった。
ウェイブプールに行ってサーフィンした気になってんじゃねぇ!と言いたいのだが。
次のテクノロジーは?
VRの発展だ。それから仮想人体というのか。
VRを付けてノースショアを見れるのはイメージしやすいだろう。ゴーグルから見える世界がノースショアに見えるというもの。今後解像度が上がってよりリアルに見えるようになる。
問題はここから。ノースショアに置いてある身体や手や足が、日本にいる自分から信号を送ることで現地で動くことになるのだ。
日本にいる自分が見ている映像はまるでノースショアの砂浜を歩いているように思う。そして、現地のノースショアでは身体様の物体が実際に動いていて、それはあなたが日本から動かしているのだ。動いている気分のあなたと実際にノースショアで動いている身体様の物体。どっちがあなたなのだ?
その身体で海に入っていく。波乗りをする。
どうだ。
いや、それだと自分の身体は波に乗っている感覚ではないからつまらないだろう、見ているだけだからな。
次の発展はこうだ。
ゴーグル内で目で見て知覚するのではなく、脳に直接知覚を送るってやつ。
見ているわけではなく脳に直接来るので、見る、聞く、匂う、触る、感じる、などがリアルに届いてくる。
そうなるともはや自分の身体はノースショアのワキタピークからドロップした感覚に限りなく近いものが得られるのだ。
部屋にいながらサーフィンに行けてしまうのかもしれない。
あなたはノースショア、パイプライン、ワキタピークで一生サーフィンできないと思っているはずだ。
いや、答えはできるだ。いつかは。
ウェイブプールはパンドラの箱を開けたと言っていいのか。それは過激か。
ウェイブプールに行ってサーフィンした気になってんじゃねぇ!と言っているのは僕ではなくて、ロボットだろ。それも薄ら笑いを浮かべながら。
だったらこれから人間が人間らしくサーフィンするしかない。そうしようじゃないか。
ただなんとなく朝日を見てなんとなく友達と挨拶してなんとなく波に乗るんじゃなくて、もっと深いところで。それらは人間しか感じ得ない最高の事象のはずだろ。ロボットに追いつかれてたまるか。
それが向こう側思考。まだ見ぬサーフボードに自分の感情を委ねるサーフボードシェアリングサービス。サーファーはアーティストだ。月額制で色々なサーフボードに乗り放題。
結局向こう側の宣伝かいっ!
参考