
YouTubeの文字起こしです。
最近お客様とお話をさせていただく中で、ずっと研究したいと思っていたテーマについて掘り下げていった結果、単純な答えにたどり着きました。
そのテーマというのは、「どうして私はプロのようなターンができないのか?」「どうしてプロのようなテイクオフができないのか?」「なぜスピードが出ないのか?」というものです。
プロとの比較は少し現実離れしているかもしれませんので、「上級者との違いは何か?」「10年続けているのに、なぜまだ中級者レベルに達していないのか?」という悩みの方が分かりやすいかもしれません。
この「なぜ?」という究極の疑問について、実は私もずっと考えていました。お客様からもお話を伺い、様々な意見を集めました。そして1ヶ月かけて考察した結果、答えは単純明快でした。それは「身体能力」、つまり「運動神経」なのです。
単純ですが、考えるべきことが多くあります。プロスポーツ選手の瞬発力、スタミナ、筋力はどれほどのものでしょうか?あのスピードでパドルし、素早くテイクオフする。立ち上がる動作の速さ。これらは純粋な運動能力の問題です。一般の方には難しい領域なのです。
プロだけでなく、上級者も基本的には運動神経の差が大きいのです。多くの人はこの事実から目を背けがちです。「上手くなりたい」という言葉だけでは不十分なのです。
本当に上達したいのなら、運動能力という土台を作るべきです。例えば、瞬発力を高めるために反復横跳びを続けることで、年齢による衰えも防ぐことができます。このようなトレーニングなしでの上達は難しいというのが私の結論です。
柔軟性やバランス力も同様です。全体的な運動能力を高め、その土台ができてから、技術的な要素が加わっていくのです。
実は私自身もこの現実から目を背けていました。年齢とともに股関節が硬くなり、足が上がりにくくなってきていることを実感しています。これまでトレーニングを避けてきましたが、今こそ始めるべきだと気づきました。
怠惰な生活を改め、体づくりに取り組んでサーフィンをすれば、必ず今以上のパフォーマンスができるはずです。
この結論は単純ですが、お客様との1、2ヶ月に及ぶ対話を通じて真剣に考え抜いた末のものです。身体能力を向上させなければ、パフォーマンスの向上は望めません。
現実を直視したくない気持ちはわかりますが、まずは自分自身と向き合ってみてください。