僕の中の最大のコンプレックスは、高校の同級生のこいつらと会うと思い出す。
運なのかタイミングなのか偶然なのか、北高に入ってしまったことで、中学生まで自信しか無かった僕の中で何かが崩壊したのだった。
勉強では絶対勝てないと思ってしまったこと、それから高校入学して2年間友達ができなかったことは、まだまだ勝ち負けでしか判断できない高校生の僕には厳しく長い青春だった。
しかし思えば、これが無ければ、今の僕はない。本当に良い経験だった。しなければならない経験だったと思う。
昨日、メールのやりとりを2〜3した後に、あっこいつらに会いに行こう!と突然決めたのも、また昔のことを思い出して、今の僕に必要なことと思ったから。
3年生になるとこいつらと友達になった。こいつらは、頭はいいけど、バカだった。
頭のいいやつを尊敬したことは無かったが、バカなやつはすごく尊敬した。半端ないバカさだったから。
この中には現役で東大に入ったやつもいる。けどこいつもおおバカだ。
この中に脚本家がいて、公認会計士がいて、メディア関係か、へぇ花形の仕事ばっかりだ。先に帰っちゃったけど新聞配達の物書きと、32で学生か。またこの二人もおおバカ。
僕に今必要なのは、狭い世界で生きるなってこと。
僕の友達にはこんな優秀なのにバカなやつがいるって誇り。
本当に久しぶりに話ができてよかった。
いきなり思い立って気づいたら新幹線乗ってたけど、行って良かった。
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