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加齢とともにリッター数が必要になる人、ならない人

ずっとショートボードをやってきた人のお話です。最近年取ったせいか、全然乗れないのでリッター数(浮力)アップしたボードが欲しい。というご相談を多くいただいてます。

どうしてリッター数が余分に必要なの?

それはもちろん皆様イメージされてる通り、体力とか機敏さとかですよね。私もそうだと思っています。若い頃のような体力がなくなればボードに助けてもらうのが良いです。

でもたまにいます。年取っても変わらない人とか。40代からサーフィン始めてバシバシ乗る人とか。その人の中ではもちろん若い頃と比べれば体力落ちているのですが、それでも関係なく乗れてしまうということがあります。

それはタジのStab in The Darkで、普段乗っているリッター数より少なめのボードを渡されているシーンを見て思ったことなのですが。

タジのStab in The Dark 解説記事

その1ラウンドに全集中すればそれは乗れるし、その方がもちろん調子がいいということです。

今回ボードテストする状況ですし、カメラも回ってるし。そんな状況では普段よりがんばるということです。結果小さいボードでも乗れるしボードのキレも上がりますし、それはそれは絶好調になるはずです。

ここに加齢の粋を超えるチャンスがありました。

年をとるということは、1回のサーフィンに対して全集中する気持ちや身体のコンディションが若い時よりも難しくなっていくということです。これは僕も本当に感じています。タジもなんだかんだでもう42歳か。そりゃ少しずつ大きくなりますよね。そこで若いときと同じリッター数のサーフボードを渡されて。そのときばかりは全集中すれば普段のボードより絶好調と思うというお話です。こんな状況なのでいつも使用している浮力のボードを渡すよりいつもより少なめを渡したほうがボードの評価はアップされるんじゃないかって。シェイパーが考えたとしたならば深いお話です。

そこでこれらをヒントにするならば。

1、加齢とともに、全集中するサーフィンではなく、ときにまったりと楽しもうということであれば、迷わず浮力アップをお勧めします。絶対そのほうが楽しめるはずです。間違っても体重から考えられる適正なリッター数などの例は参考にしないでください。あれほどどうしようも無いものはありません。理由はこちらも参考までに。サーフボードボリューム、リッター値

2、いや、サーフィンの時間に入る前にしっかり自分にスイッチを入れられて、サーフィン中はいつでも夢中に波を追いかけてしまう。集中していつでも試合みたいにがんばっちゃうんだよね、という方。そういうマインドで取り組んでいる方、年を重ねてもそれほどリッター数のことは考えずに体型に合わせて用意してもいいんじゃないかと思います。割と攻めたボードでいけると考えています。

この2つの間の中で自分はどのくらいどっち寄りなのか、というのは適正なサーフボードの浮力を考える上でとても重要です。ここはサーフボードをオーダーするときに相談に乗ってくれる人に対してキチッと伝えましょう。優良なサーフショップの方々ならばすぐに分かってくれると思います。

ただ単純に体力落ちたからだけではなく。自分はまったりやりたいんだよね、というタイプか、または、サーフィンの時間スイッチして全集中して夢中に波を追いかけるか。の視点が大事。

↑画像の今村厚プロ。49歳ですが海に入った途端、気合いが入るのよく分かります。入水のタイミングで超サイヤ人になるみたいなイメージです。あっちプロは極端ですが、一般サーファーでもそういう気持ち分かるなという方はリッター数はあまり考えないで良いと思います。

参考

タジのStab in The Dark 解説記事

サーフボードボリューム、リッター値のお話

Hiro

HiroHANNAH FIRM

テイクオフするのに2年かかり5年でアップスできるかどうか。一人ぼっちで海に通いローカルに怒れてばかりの辛いビギナー時代。同じ思いをしてほしくないとサーフショップをスタート。幸せなサーフィン環境を創ることがミッション。

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