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Stab in the Dark 徹底解説 タジバロウ Taj Burrow

毎年楽しみで仕方ないStab in the Dark。今年はタジでした。僕も大好きなサーファー。

Stab in the Dark(スタブインザダーク)とは?

一名のプロサーファーが選ばれます。そのサーファーの体型がシェイパー達に伝えられ、各シェイパーはパフォーマンスボード1本をシェイプします。シェイパーが知るのはサーファーの体型のみで誰かは分かりません。サーファーもどのボードが誰がシェイプしたのかを知らされません。

それらのボードをテストして、どれが一番調子良かったか。忖度なしで一番調子良いボードが決まる。というワクワクするような企画です。そして今年は5回目です。Julian Wilson, Dane Reynolds, Jordy Smith, Mick Fanning, と来て、今年はTaj Burrow。(Electric Acidも入れれば今回は7回目かな)

過去の結果

過去の結果の細かくは下記の↓↓参考(このブログ内のSTAB IN THE DARKの記事)にurl付けておきます。

第一回 ジュリアン・ウィルソン

  1. DHD
  2. CHILLI
  3. MEYHEM

第二回 デーン・レイノルズ

  1. PYZEL
  2. JS, MEYHEM, HEYDEN

第三回 ジョーディ・スミス

  1. PYZEL
  2. JS
  3. GRAHAM SMITH

第四回 ミック・ファニング

  1. CHANNEL ISLANDS
  2. PUKAS
  3. DHS

今年のルール

今年は13名のシェイパーがエントリー。タジはどれが誰のボードかは知りませんが、誰がエントリーしているか(13名の名前)は知らされています。

1本のテスト時間は約30分。(チューブばかりで分からなかったからもう一回やらせてくれというのはありました。)

1本1本テストしていって乗り終わったあとにその場でファイナルに残すか、再テストするか、落とすか、を選択するように変わりました。即答でファイナルに残すとしたボードと、再テストからファイナルに行くボードがあればそれらを含めて最終ジャッジのファイナルになります。

今年若干変わったのは、サーファーの体型の他に普段乗っているボードが提示されました。ですので今回シェイパーに伝えられたのは、

  • 175cm / 70kg
  • 普段のパフォーマンスボードは5’7″ で26L

の2つです。

そして大きく変わったのは、シェイパーはシェイプだけ!という点です。これまでグラッシングやサンディング、仕上げまで全部やってから渡すというルールでしたが、今回からは、シェイプのみで、グラッシングやサンディングは同じテクノロジーで同じ工場で統一されました。

Dark Arts のカーボンラッピングテクノロジー

今年のテクノロジーはDARK ARTSが採用されました。

https://vimeo.com/386909648

DARK ARTSのテクノロジーは、カーボンでラッピングする巻きです。PUのストリンガー無しのフォームです。カーボンで巻いてバキュームで吸いグラッシングします。フレックス、軽量化、耐久性などうまくいっていて注目されています。いつもテスト中に折れるボードがいくつか出るのですが今回は1本も折れてませんでした。耐久性ありそうですね。全然本数作れないみたいですが。U.S.に工場があります。

Stab in the Dark Tajの結果

今回からStab in the Darkは有料コンテンツになりまして、Stab Magazineのプレミアム会員にならないと見れません。ですので個人的にネタバレも違うかなと思うので、文面で出ているものを主に書かせていただきます。

Tajはボードを全然当てられませんでした。ミックがすごすぎたのですね。ミックはほとんど触っただけで誰のシェイプか分かるというシーンがありました。(あのシーンは必見です。)タジは現役最後の方でずっと好んで乗っていたメイヘムすら当てられないという。しかも1発で落とすし。こういうのがこの企画の楽しいところです。結果は、

  1. SHARP EYE
  2. CHANNEL ISLANDS
  3. PUKAS
  4. LSD

でした〜。LSDは初参加で堂々の4位。PUKASは昨年脚光を浴び今年も3位。ブランドの知名度ではなく、実力が見えます。チャンネルは昨年は優勝で今年は2位。さすが。そしてSHARP EYE来た〜。今世界一注目度高いのではないでしょうか。カノアも乗ってるので東京オリンピック楽しみでアツいブランドです。

サーフボードの考察対象

今回サーフボードのデータを見てましておもしろいところは、みんな小さく作ってきてるという点です。前情報で5’7″の26Lに乗るサーファーですって言われているのですが、できてきたボードはどれも5’7″ の25L程度。タジが小さいなってよくコメントしてましたが乗ると調子良さそうでした。

なぜかメイヘムだけ 5’8 1/2″ で作ってくるという。一人だけ聞いてないんじゃないか。普段5’7″の人に5 ‘8 1/2″で渡したら長すぎるような気がしますが、それが名シェイパーMEYHEMの奥深い思考なのか、気になりますよね。

優勝したSHARP EYEは、INFERNOモデル 5’7″ 18.5 2.38 24.7Lでした。こちらも他と同様にタジが、これ小さいな、って言いながら乗ってました。

タジはいつもロッカーのことをコメントします。足りないとか強いとか。ノーズがとかテールがとか。好き嫌いの判断をロッカーでしているように見えました。これまでのサーファーはそこまで言ってなかったと思います。

次回サーフボードの考察に入ります↓

加齢とともにリッター数が必要になる人、ならない人

参考

STAB IN THE DARK STAB MAGAZINE

このブログ内のSTAB IN THE DARKの記事

Hiro

HiroHANNAH FIRM

テイクオフするのに2年かかり5年でアップスできるかどうか。一人ぼっちで海に通いローカルに怒れてばかりの辛いビギナー時代。同じ思いをしてほしくないとサーフショップをスタート。幸せなサーフィン環境を創ることがミッション。

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