昔はシングルフィンしかなかった。当然その時代はシングルフィンの価値とかサーフィンはスタイルでしょとか言ってない。それは一方でトライフィンのWSLのコンペがあるから考え得る価値。
パフォーマンストライフィンも同じだ。パフォーマンスサーファーがかつてのシングルフィンやツインフィンのサーフィンに対してアグレッシブさにかけてつまらないと考えるのはクラシックサーフィンが存在するからだ。
他を否定することで自分を肯定するという考え。しかし、クラシックサーフィンが全くなくなってしまったら自分の価値(アグレッシブですごいだろという価値)はかなりの部分で意味しなくなるという点を考えてほしい。すなわち他が無くなれば自分は否定される。
相手の否定を強行したとき相手を消滅させその結果自分が消滅する。自分を否定することは相手の全面肯定にみえて相手の否定を生む。
すなわち、対立を残していない限り両者は生きていけないということだ。完全に独立した事象はないと考えるべき。他の全てと関係し合う在り方を考えたほうが良さそう。そのほうが豊かな心でサーフィンできると思う。
パフォーマンスサーファーがいるからクラシックサーフィンがある。その反対もしかり。そのためには新しい世界を覗いてみるのがいいと思う。
サーフィンは個人の遊びでは到底ない。他と関係し合い心豊かにいこう。こんな時代だし。
参考