向こう側コンセプト

【8】異質なパースペクティブを許容しよう

休業期間に考えるサーフボードの、【4】サーフィンレベルとか年齢とか関係無しにして他と関係し合うサーファーでは、パフォーマンスサーフィンはトラディショナルサーフィンがあるから生きるし、その反対も然りと紹介した。

今日は8日目、4に付け加えてみよう。パフォーマンスサーファーの人がいるからクラシックの自分が存在するというのからもう1歩踏み込んで、軸足の半分(半分は言い過ぎだけどそれくらいの方が効果はある)を反対へ置いていみよう。クラシックの目線を例にしてみるが、具体的にはロングのシングルフィンが全てだと思っている人は、その軸足の半分はパフォーマンストライフィンに置いてみようという提案だ。

これはとても難しいですか?そんな馬鹿な、なんでパフォーマンストライフィンなんか。と思うでしょか。その気持ちが強ければ強いほど現代化された画一化と自己同一性の煽りを食らっていると言えるかもしれない。自然を感じ、自然を相手にするアーティスト、人間の力では逆らえない自然を知っているアーティストはその現代化の画一的な世界にはそもそもいない。サーフボードアーティストは両者を分けて考えるようなことはなく、両者を許容する共感覚を普通に持っていると思う。相手を認めることが難しいと思った方でも少しずつ解いていけるはず。人間は日々生まれ変わるものなので。

この現代化された画一化と自己同一性はもちろんSNSのためだ。なんでも情報を取りにいける現代は平等に多方面の知識が手に入ると思われがちだが、SNSをイメージしてもらえれば分かる通り、やればやるほど趣味嗜好は固まるものである。自分の好きなサーファー、自分の好きなシェイパー、ブランド、考え方の合うものを手当たり次第フォローし、タイムラインをその人たちの投稿で埋める。いつもそればかり見ているのでSNSを開けば開くほど世界は縮まっていく。クラシックサーファーや、いいね!的レジェンドシェイパーをフォローしまくっている人は、パフォーマンストライフィンがダサく見える。パフォーマンストライフィンに過剰に反応するようになる。日に日に過剰になる。これが僕からの問題提起です。画一化と自己同一性。自分の信じている世界が全てである、と思うようになるといよいよ自然が見えなくなる。

サーファーは予想もできない自然と遊ぶのだ。人間の力ではどうしようもできない自然と対峙する。

サーフボードを見ること触ること抱えること、そして乗ることを通じて、アーティストが表現したいあのフィッシュボードを感じてみよう。(フィッシュボード昨日の記事

感応的な関係を取り戻すのだ。自分の世界は縮こまってないか。自然全体から見れば本当に小さい世界にいるのではないか。外側の世界を許容するというアーティストにとって自然な行為を乗り手側だって手に入れみませんか?サーファーとして生きたいので。

参考

サーフボードをアート作品として捉えるハンナの思考コンセプト

  1. 来るべき未来に向けてサーフボードを紹介する方法が見つからない
  2. もう一つ先の切り分けない世界
  3. アートなサーフボードの深堀り
  4. サーフィンレベルとか年齢とか関係なしにして他と関係し合うサーファー
  5. サーフボードアーティストの思考
  6. 外出無しでサーフィンはうまくなるか
  7. アート作品へ向かう言葉の方向性
  8. 異質なパースペクティブを許容しよう
  9. 僕も最初は自分には無理だと思っていたけどまずは乗ることから
  10. サーフボードの未来

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