アートなサーフボード、ここではデザインが綺麗というものは一旦置いておく。
前回は
で、ニールパーチェスジュニアのDUOモデルはシングルとツインの流動的なあいだを楽しむことができると紹介した。
今回はもう少しアートを深堀りしてみたい。DUOは本当にアートの事例に適していた。DUOはシングルなのかツインなのか。
ツイン視点でDUOは、
- ツインである
- ツインではない
- ツインではなく、シングルでもない
- ツインであり、シングルでもある
これらの4事象の捉え方ができるが、1と2で見てしまう危険性を紹介したのが先日のもう一つ先の切り分けない世界のお話。これらのあいだから生まれるものを進化と呼び、アートを楽しむ乗り手の思考は3へ。今回はもう少し先へ。
気をつけなければならないのは、どちらも否定する絶対否定というのも避けるべきだという点。絶対否定をするということは、ツインでもシングルでもなくて別の新しい何かと決めなければならないから。
どちらでもないサーフボードをツインに寄りながらシングルに寄りながら。どちらでもない故にフワフワと楽しむことができるはずだ。それは大いなる肯定につながるということ。
ツインフィンでもないし、シングルフィンでもないが。どちらも否定して新しい何かを探すのもありだが、もう1歩。返って両方を肯定する。ツイン側へふらふら、シングル側へふらふらと。
あなたはアートをどう楽しみますか?3ですか?4ですか?
僕の提案はこうだ。
3でも4でもない。絶対否定はしないで、大いなる肯定へと繋げる。ツインでもシングルでもないが、どちらの特性もフワフワと綱渡りのように楽しむ。
伝えるの難しい。
ツインでもシングルでもない。新しい何かでもない。シングルであり且つツインでもあるということでもない。ツインに寄りながら楽しみ、シングルに寄りながら楽しむ。
サーフボードアーティストは深いところを提案してくれる。自然を相手に身体性全開でサーフィンを楽しむサーファーならそれを受け取るべきである。サーファーこそアーティストなのだから。
参考